前衛的な夜

喉が渇いた。


布団に入ってからのもやもやが渇きとともに晴れた。稽古場からの帰宅中、ずっと喉が渇いていたことを、新しい水分を購入するあらゆる余裕が無いことを理由に我慢していたのに、帰宅してお風呂に入って、優しさの煮込まれたおかゆを食べてすっかり忘れていた。布団をかぶる前のからだのもやもやは、これだったのだ。私は少々自分の体に無頓着な所があるので(例えば私はよく人や物にぶつかるし、疲れが分からないことがあったり、空腹と吐き気の区別がつかない)、今更よくある話なのだが。

水分を入れすっかり生き返った私は、また新しい、私の欲しいを持つ人間を見つけてしまった。かなしいね。

その美貌だって、文才だって感性だって、私にはないのに。ある人もあるなりの悩みがあるのだなあとか、思ったりする。私はなくて悩むのに、あなたはなにをないと悩むんだろう。ひとつ足りないだと足りないが目立つのかな。私はひとつどころじゃないから足りないが目立たないのか。むしろ良いバランス!私の醜さが際立たないギリギリを攻めてる!フゥ!かっこいい!かっこよくない。

全くもってブルーだ。今日は父親が優しくしてくれたというのに。熱を出すのはもしかしたら、誰かにかまって欲しい、の、現れかもしれないよ?

確実にかまって欲しい相手には見向きもされてないけどね。それでも私は彼のことを見てるし、好きだし、幸せになって欲しいし、できることなら私も一緒に隣にいたいけど。なんつって。唯一の希望、私が信じてやらないで誰か信じるのか。私くらい私に優しくしてあげましょう。


ウィルス性じゃない風邪、って、何風邪なんだろうなあ。