ハイヒールと明日

今日、私はお気に入りの靴を履いている。ヒール部分の底が抜けてしまってもう履けないけれど。今日でこの子とはさようならだ。新しい靴を買わないといけない。指の幅が広い私にとっては、楽に履けるヒールというのは貴重なもので、本当はもっとこの子を使っていたかったのだけど。「あんたは気に入った靴を履き潰すほうだよね」と言われたことがある。全くそのとおりだ。使ってない靴なんていくつもある。だって気に入って履きたいから買ったんだもの、と思うけど、歩くのが下手くそだからすぐダメにしてしまう。7000円もしたのに、一目惚れだったのに、半年でおじゃんだ。寂しい。気に入っていたのに。寂しい。

直そう、という気持ちがない。壊れたなら新しいものに変えればいい、と思っている。
そういう姿勢がダメなのかもしれない。

靴やアクセサリーをそういう風に扱うということは、おそらく人間もそのように扱っているんでしょう。
冷めているというか、諦めが早いというか。無理だと思ったことは結構早めに諦める。手を引く。しかもメンテナンスもしない。クソみたいだな。
私は仲良くなればなるほど色々なものに目を瞑って、わがままを露呈していくのだなと思った。ふと。


新入生とやら、と、出逢う時期となった。ほぼ出逢い尽くしたんじゃないですか?ちゃんと先輩やれてるんですかね。私結構適当だから途中で投げ出しちゃうんですけど大丈夫ですか?
昨日は新歓ご飯会だったの。新入生ちゃんたち、可愛いなあ、て。可愛いと思えてる自分を褒めてやりたい。つい手を焼きたがる癖があるからしっかり放任で行こうと思う。後輩は私ではない。エゴを押し付けるのは良くない。まあどうせそんな毎日顔を合わせるような距離でもないのだから手を焼くこともないのでしょうけどね。ハイハイ多摩多摩。

掌返すね?返しますよ私は。
だって現実とは向き合わないといけないもの。もう4年生だった人たちはいないし、代わりにいるのは2年生になった私と、新入生だ。私は先輩になったのだからそれらしくしていないといけないのだ。わざわざ言うまでもなかろう。余韻に浸っていられる時間は終わったのだ。懐古厨なのですぐ卒業した方々の名前を出してしまうけど、そのうち慣れるから慣れるまでは待っていてほしい。丁度いい具合に薄れていくつもりだから。
もうすぐ20歳だもの、今年の目標は大人になること。足るを知ること。

アウトロダクション

アウトロダクション

  • 女王蜂
  • ロック
  • ¥250

これは私の応援歌だ。みんなの、でもあるかもしれない。

QへのA、であり、私へのアンサーである。とにかく歌詞がいいので聞いてほしい。アヴちゃんの力強い歌声に胸を打たれるので。


やめてもいいよ 諦められるなら
だけどこのまま終わるの


このフレーズが本当に好きで。ボロっくそに泣きながら聞いたのだった。ここからどこかへ行くことは、大好きな人たちから離れていくことで、私を裏切ることだっていつまでもいつまでも思うけれど、新しい場所に探しに行くのもありじゃない?と思った次第。あつくなってしまって恥ずかしいね。

私はあと10日ほどで20歳になる。いわゆる大人の仲間入りだ。イヤね、大人になんかなりたくないわね。ずっと子供でいたいなと思い続けている。あ、年金のやつかかないと。ね。
20歳まで生きてきてしまった、ということについては20歳になってから色々書きたいなと思うけれど今はひとまず、19歳の最後をこんなクソ体調で迎えるのは嫌すぎるなと思ったりするな。

まあそういうことだ。一歩踏み出すということを私は知ったのだ。ここじゃないどこかに自分を探そうと。ここじゃないどこかにも、私がいていいことを証明するために。すべて自分のためだ。それはめぐりめぐってあなたのためになるかもしれないけれど、さしあたり、私のため、だ。

だから大丈夫だよ、私もあなたを受け入れるし、ずっとここで待っているし、ここじゃないどこかでもあなたを探しているし。変わっていくことを受け入れることも必要なのだから。メンテナンスで少しづつ変えていったらたしかに好きだったそのものではないけれど、違和感はあるだろうけれど、でもそれだってそのうちに愛を覚えてくるし、好きじゃなくなるなんてことはないんだよ。だから変わっていくことを恐れないで。

新しい靴を買うのは、好きだった靴が変わってしまうことが怖いからなのかもしれない。新しいメンバーを追加したグループラインも、部活という制度も、メンバーの入れ替えが激しいアイドルグループも、苦手だと思っていたのは、好きだったそのものの面影を残しながら変わっていくからなのかもしれない。その思い出にいつまでも抱きついて「これがいい」とわがままを言っているだけなのかもしれない。なんてことに気がついた。朝から冴えてる。そういうことにしといて。

変わっていく自分も、ここも、ここじゃないどこかも、あなたも、明日も、ちゃんと愛してあげたいなって思いました。