世界が終わる日

本当は叫びだしたいのを、ジタバタと暴れたいのを、抗いたいのを必死に堪えてつり革に掴まる。
褒めてほしい。泣かないで1日を終えることが出来た。もう終わった。終わったのだから泣いてもいいだろうと思うけど、一生懸命押し込めていたからまだ戻ってこない。心の形が。しばらくはいいよ、明日からまた新しく始めないといけないから今日中に戻ってきてくれれば。明日は土曜日。本当は1日中布団に包まって泣いていたいけれど、それを許さないスケジュールに少し優しさを覚える。いつまでも余韻に浸っていては生きてはいけないのだから。過去には生きられないのだから前を見るしかないのだ。あ、なんか名言ぽいこと言ってしまった。ぽいだけであって名言ではない。ダサすぎる。

卒業寄席が終わった。

終電というものに乗っている。本物の、最終列車。わーすごい。本当に最終だ、っていうダサすぎるコメントしか浮かばない。なかなか初めてなので。すみません今思いついたこと書いてます。やめます。

もしこの終電を逃したら、世界の終わりは今日ではなくなるかもしれない、なんて一縷の望みがあるにはある、あった。私はまだあの人たちのいる世界に生きて、あの人たちも私たちのいる世界に生きていてくれたかもしれない、なんて。

卒業。
1年前は私たちがする側だった。すぐにされる側になってしまった。こんなクソ制度要らないだろ!って抗議したいところだけどこういう交代が前提とされている関係は終わりがあるからこそ、期限があるからこそ燃え上がることが出来て、こんなに美しく咲くのだろうと思う。私は先輩方がそれこそ死んでもいいほどに好きなのである。
私に名前をくれた人たち、呼んでくれた人たちが大好きなのだ。知らぬ間に名前が広がっていたのも彼らのおかげ。たくさん愛してくれた、って私は思ってるけど、どうなんですか?愛してますよね。
私は追いつけるはずもない背中をいつも眺めて満足していたのだ。だって私は彼らに追いつく必要はないから。何をどう考えても私は彼らになれないのだ。彼らではないので。面白に命を懸けることはできないし、時間はこれ以上割けないし(努力はしますけどね)。求められてないのもわかってて。それは私だからなのかもしれないし、たかだか1年だからかもしれないけれど、本当に本当に居心地がよかった。いつでも変わらず迎えてくれる懐の広さに甘えていた。甘えざるを得ないというか。甘やかされていた気がする。気がするだけです。勝手に解釈してすみません。

私は先日も同じ電車に揺られながら、「私は落研に所属しているけれど組織に所属しているというかやりたいことやらしてもらえるとこにいるだけ」みたいなこと言ったんですけど色々考えて違うなという結論に至った。と言うより、先輩になるという自覚が芽生えてきたというのが正しいのか。
落語研究会所属、と名乗るからには私は落研という組織に属さねばならない。好き勝手やったら大好きなこの場所の名前に泥を塗ることだってありえる。ということにやっと気がついたのである。遅い。というか、やっと愛着が湧いた気がした。というのがいちばんしっくりくる気もする。私は今日、やっと落研に所属したのだ、本当の意味で。別れを悲しむ、ということを共有したことによって。自分から発せられる、やめないでくださいよ、が本当だと思えたから。私はこのとうとい、大切な空間を汚したくないのだ。ほんとうだよ。

私はもうすぐ先輩と呼ばれる立場になる。ありえない信じられない私はまだ後輩でいたい。キャバ嬢っていうキャラクターは媚びる立場でないと成立しえない。正直、どうやってやっていけばいいかビジョンが見えない。稽古会に行く勇気が出ない。そもそも行ってないのに。活動するキャンパスが違うだけでこんなにも?と思う気持ちはある。かなり。みんなが不安だ不安だと嘆いているけど一番不安なのは私なのよ!!!!お前ら別に媚キャラじゃねぇだろうがよ!!!!!媚びなくたって生きてけんだろうがよ!!!!!!
私は媚びることがすべてだったので正直きついです。盛りました。全てではないです。でもそれが私がいちばん生きやすい道だったことは確か。だからこその不安が大きい、のよ。分かれクソ。
年下ってわかんなくない?どうしても距離をとってしまいたくなる。ごめんねすべての後輩たち。嫌いとかじゃなくて、後輩は後輩じゃん。先輩は……先輩ですけど。私自分より立場が下の人……って言うと語弊ありそうだけどわかりやすくそう書きますけど、苦手で。正直私に媚びてもなんの利益もないだろうことを奴らは知っているから絶対に媚びられないし、あまりいい思い出がないというか。高校時代も結局同期がすべてだったし。でも私同期の仲良し、全然いないし。
だから不安なんですよ。落研に友達、全然いなくね?の巻。ホームは別にアウェーじゃないけど、微妙な距離があってしまう。いや私が距離とってるんだろうけど。女の人との距離の詰め方がわからなくて本当に怖い。すみません。100私が悪いんですけど。本当に直したい。ずっとずーーっと女の人が苦手です。嫌いなんじゃないんです。ズケズケ言っちゃうタイプだから、サシでご飯とか多分キツイ。行きたいですけど。誘ってほしいですけど。童貞なのでドキドキしてしまうんですってことにしてください。童貞なので。そういうわけで後輩の女の子とか距離とってしまったらごめんなさい。頑張りますから許してください。なんでもはしません。

実は去年、新歓飲みとか、1個も行ってないんですよ。落研の部室でキャッキャするやつだけ。行ったの。ウケる。人見知りってのもあるけどね、いちばん大きいのが、
「2年生以降が自分たちで盛り上がってる新歓」
ってのがめっっっっちゃあるんですよ。これが嫌で。ほんとうに、い、や、で。
結構あるじゃん楽しくなっちゃうのわかるし。でもそれって何のためにやってんのみたいな。あるじゃん。自分たちで盛り上がりたいなら飲み行けって勝手に。新歓って新入生のための場所なのにおいてけぼりにするのかよっていう。さ。
だから私は新歓公演の打ち上げが新歓コンパとガッチャンコしてるのが嫌なんですけどね。だって演者とかスタッフさんとかと話したいんだもん。こうだったねああだったねって、反省してさ、熱く芝居論なんか語っちゃってさ。そういう内輪をしたいのにさ。なんで接待せなあかんねんていう。ていう。
今日の打ち上げも卒業生を楽しませるためのものだったわけじゃん結局。だからなるべく卒業生と話すようにしてさ、うまくわたるようにとかさ、いや別に言うことじゃないけどさ、考えてするわけじゃん。よく見てるねって言われて私嬉しかったですありがとうございます。気付いてくれるの本当に嬉しいです。
ってのも、これ気付いたのが私のてっぺんこと今年の卒業生のひとりが新歓の時に私に声かけてくれたからなんですけど。正直人見知りで、新入生が固まって座ってたからなんか喋んなきゃ〜てプレッシャーあってしんどかった所を、4年生が直々に1年生に声かけてくれるんですよ。しかも丁度私が耐えらんなくなるギリギリに。私はあの時からこの人についてくって決めました。ほんとうよ。
好きな人達が楽しそうにしてるの見るのは好きだけど、知らん人たちが楽しそうにしてても楽しくないからねこっちは。この人はわかってるんだなって思って。凄いなって。気配り検定1級ですよ。しらんけど。

私はこの界隈に、深くも浅くもなく漂っているのでなんでも言えるじゃないですか。別にここだけに生きてるわけじゃないからここに居場所がなくなっても生きていけるし。いつでも捨てられるんですよ、言い方アレですけど。
でもちょっとだけ捨てたくないかもって思ったからあんま過激派にならないように気をつけます。
、けど言います。

くっそおもんない新歓コンパだけはしないで下さい。

私がここに入ろうって決めた最後の理由はあの人ですから。続けてる意味もあの人でしたから。
そんな人他にもいるかもわからないですから。
あーーほんとうに私も気をつけますね。今から頑張る。自分の知らない内輪ノリを見せつけられることが死ぬほど嫌いなので。

朝満開だった桜も、道に絨毯を作り、月の光をたくさん落とすようになってしまった。私の春は終わり、そしてまた始まるのだ。ジャーーーン。



あ、わすれてた。

ご卒業、おめでとうございます。
だいすきです。